双葉商店ロゴ

【重要なお知らせ】
人手不足の影響により電話応対・御注文や見積りへの返信・その他お問い合わせへの対応等 全ての業務に数日の遅れが生じる場合がございます。
申し訳ございませんが予めご了承くださいませ。

イチョウについて イチョウについて 木のまな板 イチョウのまな板 福井県指定郷土工芸品

  • HOME >>
  • イチョウについて

イチョウについて

写真

イチョウ(銀杏:学名Ginkgo biloba)は、裸子植物門イチョウ綱の唯一の種で中国原産の落葉高木。中国原産で浙江省に野生のものがあるといわれています。日本、朝鮮半島、中国で栽培されています。火災に強いので社寺の境内に植栽されており、多くの老樹を見ることができます。
孫の代まで経たなければ大きくならないからとつけられた名称が「公孫樹」。
日本最大のイチョウは、青森県深浦町の「北金ケ沢のイチョウ」で樹齢千年以上,周囲22m,高さ40mの巨木です。福井県では勝山市に「薬師の大イチョウ」幹周が8mのものがあります。

黄葉時の美しさと剪定に強い特性から街路樹として利用されています。明治神宮外苑や大阪御堂筋の街路樹などが、銀杏並木として知られています。東京都、神奈川県、大阪府は都道府県の木として指定しています。

イチョウの種子は、銀杏(ぎんなん)といい、殻を割って中の仁が調理されます。仁は熱すると半透明の鮮やかな緑になり、彩りを兼ねて茶碗蒸しなどの具に使われたり、酒の肴として人気があり、独特の苦みと若干の臭気があります。諺で「桃・栗三年、柿八年、柚子の大馬鹿十五年、銀杏の気違い三十年」といわれるほど、実のなるのが大変遅い木です。

イチョウ材は、油分を含み水はけがよく、材料も均一で加工性に優れ、歪が出にくい性質を持っています。木材の利用として構造材・造作材・カウンターの天板・建具・家具・水回りなど広範に利用されており、碁盤・将棋盤にも適材とされるほか、特に「イチョウのまな板」は高級とされています。

ページの一番上へ

木のまな板

写真

まな板の歴史は意外に古く、中国から伝わってきたとされています。弥生時代にはすでに木製のまな板を使っていたとされ、弥生時代の遺跡からまな板も発掘されています。
まな板は「爼」または「爼板」と書くことができ、これはもともと食物配分という神聖な儀式に用いられていたもので「爼」という漢字は、偏が「肉」を旁が「台」を示す字であり、やはり肉を調理する台という意味を持っており、生贄を捧げるための供物台としての意味を持っています。
このため当時の「まな板」は下駄のように足が付き、板自体も非常に厚いものが用いられていました。当時は座った状態で調理を行うことが一般的だったことも、その特徴的な形になった要因だともいえます。足の付いた「まな板」や特徴的な切り分けの作業は日本古来の伝統儀式でもある「包丁式」などでも見ることができます。

  1. 腕に負担をかけない適度な弾力
  2. 刃当たりが柔らかく、包丁の刃を傷めにくい
  3. 木の撥水性を上手に使えば、食材の匂いや色がつきにくい
  4. 包丁の刻む音が心地よい

ページの一番上へ

イチョウのまな板

写真

加工性に優れており歪みが出にくいので、家具などに多く用いられているほか、碁盤や将棋盤などに多く用いられる材料です。適度な油を含んだ材質で水はけがよく、古くからまな板用の材料として最適といわれている材料です。材質は均一で比較的柔らかく復元性があるので、まな板材の中でも最も刃当たりがよいとされています。ほとんどの包丁と相性が良い材料ですが、特にハガネとの相性は抜群といわれます。

  1. 材質が均一
  2. 適度に油分があるため、水はけが良く、乾きが早く清潔です。
  3. フラボノイドが含まれているので、匂いが残りにくい。
  4. 柔らかくて復元力があるので、刃当たりが良く包丁の刃を傷めません。
  5. 包丁の刻む音が心地よい

ページの一番上へ

福井県指定郷土工芸品

■ふくいの伝統工芸品
福井県では、多くの工芸品が伝統的工芸品として登録されています。
伝統的工芸品として指定されるには、以下の5つの要件を満たす必要があります。

  1. 主として日常生活のように供されるものであること
  2. 製造過程の主要部分が手工業的であること
  3. 伝統的技術・技法によって製造されるものであること
  4. 伝統的に使用されてきた原材料であること
  5. 一定の地域で産地を形成していること

双葉商店は、平成6年10月14日にイチョウ材木工品で福井県郷土工芸品に指定されています。

福井のことをもっと知りたいと思った方はこちらから

ページの一番上へ